建築士の仕事内容について解説!

建築士と建築家の違い

建築士と建築家の違い、これを簡潔に言うと建築士は国家資格で建築家は肩書きである、その違いです。建築士には一級建築士、二級建築士、木造建築士の3つがありいずれも国家資格です。国家資格なので試験を受けて合格しないと建築士として仕事が出来ません。

一方建築家の場合は試験を受けてなるものではないので、一種の肩書き的なものになります。国家資格とかそういうものではないので、なろうと思えば誰でもなることが出来ます。(それで通用するかどうかは別です)また仕事内容にも大きな違いがあります。

建築士は建物のデザインから構造、設備面まで色々なものを実務的に整えていくのが仕事ですが、建築家の場合、仕事はデザイン面が重視されます。

よって建築家はある意味画家、芸術家に近いです。実務的な建築士とはそこが違います。なので建築士は実務的にこつこつと物事を積み上げていく能力が必要ですが、建築家はそういった能力よりも(もちろん地道に物事をやっていく能力も必要ですが)芸術的なひらめき、センスや才能、そういったものが求められます。

つまり、必要とされる能力がやや違います。ですので一流の建築士は建物の設計、設備を作る職人といった趣がありますが、一流の建築家は素晴らしいデザインの建物を作る芸術家といった感じになります。

なので建築家は画家と親和性があります。(もちろん画家が建築家になれるわけではありません)また建築士は設計事務所などどこかの会社の中で雇われて働く人、つまり社内建築士が多いですが、建築家は独立して一国一城の主としてやっている人がほとんどです。

建築士は与えられた仕様、条件の中で最善を尽くしていいものを作るプロフェッショナル、建築家は色々な人と交渉したり人を動かしたりしながら、優れたデザインの建築物を作るアーティスト兼指揮者と言えます。

建築士、建築家によってやり方も周りの状況も違うので一概には言えませんが、プロフェッショナルとアーティストくらいの違いはあります。

まとめると建築士は国家資格であり職人、建築家は肩書きであり芸術家です。必要な能力が二つの職業では違うので、建築家、あるいは建築士を目指す人はそれをよく考えた方がよいでしょう。

ちなみに建築家の中には建築士の資格を持っている人もいますし、持っていない人もいます。持っていなくても建築家になることは出来ますが、設計の引き出しを増やすという事を考えれば、建築家志望でも建築士の資格を持っていておいて損はないでしょう。

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